すぐに役立つビジネスマナー

 

敬語は、社会人として生きていく上で非常に使う頻度が高くなります。学校に通っている学生でも、教師や先輩と話す時に使う機会がありますが、そうした場合は、敬語というよりは丁寧語が圧倒的に多いものです。

 

丁寧語といっても、かなり適当というのが一般的な感覚ではないでしょうか。しかし、社会人となるとそうも言っていられません。ビジネスマナーの基本中の基本である敬語をしっかり操る事ができなければ、どこかで大きな失態を招いてしまう事でしょう。ビジネスマナーの遵守の為にも、敬語は完璧に学んでおく必要があります。

 

では、実際によく使う敬語についてご説明していきましょう。
まず、会社の呼び方です。自分の会社を指す言葉、相手の会社を指す言葉ではそれぞれ違います。自分の会社は「弊社」「当社」、相手の会社は「御社」「貴社」などという言葉を使います。これはビジネスマナーの基本である敬語のさらに基本です。

 

次に、主に電話対応で使う言葉について紹介をしておきます。
相手に対してその身分を聞く場合の言葉は「失礼ですが、どちら様でしょうか」という聞き方で問題ありません。用件を聞く場合は「どのようなご用件でしょうか」、待機させる場合は「少々お待ち下さいませ」「お待たせ致しました」で問題ないでしょう。こういった正しい言葉を使う事で、社会人としての責務を果たす事ができます。

 

丁寧語は比較的間違える事は少ないのですが、尊敬語、謙譲語はごっちゃになりがちです。
例えば、行くの場合は、尊敬語は「いらっしゃる」、謙譲語は「参る」か「伺う」ですよね。
これを、自分が行く際に「そちらにいらっしゃいます」とはさすがに言わないでしょうが、相手が来る事を「こちらに伺うようです」とは言ってしまうことがあるかもしれません。
このように、結構ごっちゃになりがちなので、注意が必要です。